今大阪でリピーター続出の「鉄鍋餃子」を提供する、梅田の人気店・餃子の山崎(ぎょうざのやまざき)。その店名を聞くだけでも、餃子好きの端くれとしては沸々と興味が湧いてきます。あ〜、ビール飲みたくなってきた…
たかが餃子、されど餃子。世の中にゴマンとある餃子の中でも、「リピーター続出の餃子ってどんだけ旨いの?」と気になるのは、今これを読んでいるあなたもきっと一緒じゃないでしょうか?そんなわけで、仕事帰りのとある週末の夕方にお店のある梅田まで行って来ました。まだ時間が早めだったせいもあってか、待ち時間なく入店できて良かったなぁ…
グループで利用するときには予約推奨…餃子の山崎はこんなお店
餃子の山崎は梅田の東側にある、少しディープな兎我野町というエリアにお店を構えます。創業は2019年2月と比較的新しい「餃子居酒屋」といった感じのお店。経営母体の株式会社坂上家は、すぐ近くにあるホルモン焼肉の人気店・ホルモン坂上と同じです。外観も内装も味がある大衆居酒屋の雰囲気をバンバンに出していて、誰でも気軽にお店に入れるところはいいですね。ただ、タバコを吸わない人にとっては全席喫煙可なところに注意が必要ですが…
食べログによると、餃子の山崎の店内には全部で62席の客席数があるようです。でも、その客席のほとんどがカウンター形式なんですよね。なので、お客さんは2人組が一番多く、続いてお一人様、3人組…といった感じ。人数が少なければ結構な席数がありますし、お客さんの回転も早いので、予約なしの飛び込みでやって来てもそれほど待ち時間は発生しないと思います。
一方で、4人以上のグループ客になると席の確保にかなりハードルが上がります。餃子の山崎にはテーブル席もあるにはあるのですが、お店の奥のスペースに4卓しかありませんでした。実際、このテーブル席はかなり競争率が高そうで、グループで飛び込み来店していた人達は撃沈の目に遭ってました。もし4人以上で利用しようと思ったら、事前に予約しておく方が絶対にいいと思います。
店主が強くおすすめ!大阪梅田の大衆中華居酒屋・餃子の山崎の二大名物メニュー「鉄鍋餃子」と「麻辣湯」を食す
それでは、今回僕が餃子の山崎で注文した2つのメニュー「鉄鍋餃子」と「麻辣湯」を順にご紹介していきましょう。これらは餃子の山崎の店主もおすすめするお店の名物メニュー。特に餃子の方は店内にいるお客さんのほとんどが真っ先に注文するという、ものすごい人気ぶりでした。だったら僕も、最初から鉄鍋餃子に行っちゃいましょうか!
鉄鍋餃子(大)
というわけで、先にご紹介するのが餃子の山崎の看板メニュー・鉄鍋餃子(大、お値段 1440円+税)。一応辛さとシビレを選べるはずですが、店員さんに何も聞かれなかったので、多分一番辛くないやつになっていると思います。
こんがり焼き色のついた餃子が全部で15個、3cmくらいの深さがある鉄鍋いっぱいに敷き詰められています。で、画像では伝わらないのですが、この鉄鍋の中から油で揚げているようなカリカリという音が聞こえてくるんですよね。実際、餃子を1つ取って中を見てみると…
鍋底にはかなりしっかり目に油が敷かれていて、火から離してしばらく経ってもグツグツと煮えたぎって餃子を熱しています(多分、サラダ油に餃子の餡から出てきた豚の脂が大量に混ざっています)。そんなわけでこの鉄鍋餃子、最後の最後までヤケド注意です。実際、最後の1個でも舌をヤケドしそうなくらい熱かったですから…
餃子1個のサイズは一般的な餃子と同じくらいかなぁ。羽根がかなりしっかりしていてパリッパリなのですが、皮はそんなに厚くないので羽根を突き破る勢いで餃子に箸を入れると簡単に皮が破れてしまいます。
中の餡はこんな感じで、かなり豚肉の比率が高かったですね。そのまま口に入れると噂通り肉汁ドバドバで、豚肉の甘味とニンニクの香りがガツンと舌と鼻を襲ってきます。正直、北海道苫小牧にある味の大王 総本店のキトビロ餃子に匹敵するくらいのインパクトがありました。これはビール進みますよ。特に味が濃いのが好きな人なら、何回でもリピートしたくなっちゃうでしょうね。
ただ、1つ大きな弱点(?)も見つけたんですよ。この鉄鍋餃子の味付け用に、卓上には酢醤油とラー油、山椒塩の3種類の調味料が置いてあるのですが…
これらの調味料をどれだけたっぷりつけても、餃子にまとわりついた油が調味料の味をキャンセルしちゃうんです。結局、何もつけずにそのまま食べるのとほとんど同じ味という…まあ、それだけ豚の旨味が濃厚ということなんですけどね。そこについては賛否分かれるかもしれませんが、いずれにしろ「完食したらカロリーがヤバそうだ」ということは間違いないと思われます。
麻辣湯
続いてご紹介するのが、餃子の山崎のもう1つの名物メニュー「麻辣湯」。こんな感じで、かなり具だくさんのスープなんですよね。これで具材がちょうど200gくらいなのですが、スープとしてだけじゃなく立派におかずとして成立しそうなボリューム感。豚汁定食みたいに、これとライスだけで完結!というのもありかもしれません。
さて、この麻辣湯、注文方法が独特なので、まずはそこから説明していきましょう…
まずはお店の奥にあるショーケースから好きな食材を選びます。この日の具材は豚肉、キクラゲ、うずら、しめじなど全部で12種類。備え付けのトングで自分の食べたいものをピックアップしていき…
最後にまとめて重量を計ります。この重量でスープの値段が決まるシステムになっていて、食材はどれを取っても10gあたり25円、そこにスープ代(具材の総重量200gを境にして、150円または300円)が追加されます。今回僕は食材の総重量が199gだったので、麻辣湯としてのお値段は食材500円+スープ150円で合計650円。このボリューム感でこのお値段はめっちゃお得だと思いましたね。
さて、気になるスープのお味は?というと…この麻辣湯はシビレ・ピリ辛ともに2丁目でオーダーしたのですが、辛さや酸味、そして刺激も思ったほど気にならなかったです。でもこの麻辣湯には自家製スパイスが20種類も使われているようで、飲んでいてかなり薬膳的なものを感じましたね。特に口の中がスーッとしていくような清涼感は際立っていて、前に食べた超こってりの鉄鍋餃子の油が綺麗さっぱり洗い流されていくかのようでした。
そんな感じでスイスイこのスープを飲み進めていたのですが、後半になって口唇が痺れているのに気づいたんですよね。ボリュームが多い分、ボディーブローのようにじわじわとダメージが来たようです。というわけで、最初は辛さ・シビレともに控えめにして注文する方が良さげですね。あまり辛くしない方が薬膳感をより楽しめるかもしれませんし…
以上の2品を食べ終えてお会計。これにお通し(380円+税)と烏龍茶1杯がついてお値段 3000円ちょい超えくらいでした。鉄鍋餃子がちょっと高めの値段設定になってはいますが、全体的にはどのメニューも大衆価格に抑えられていると思います。梅田で安く飲み歩く時、このお店の利用はありですね。
餃子の山崎のその他のメニュー例(値段は税別)
- 棒棒鶏 580円
- 豚の角煮 620円
- パクチーサラダ 620円
- 油淋鶏 640円
- 空芯菜炒め 880円
- 拌麺 580円
- 牛肉麺 680円
一品だけ食べて帰っても大丈夫!餃子の山崎へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ谷町線・東梅田駅から徒歩5分
こんな感じで、餃子の山崎はどちらかと言うと居酒屋的な雰囲気のあるお店なのですが、町中華のようにおかず一品とご飯だけ食べて帰っても大丈夫。実際に僕が滞在していた時間帯でも、四川麻婆豆腐とライスだけの注文でお会計をしたお客さんがいました。町中華と違ってお通し代が発生するのは難点ですが、ボリュームがしっかりあるのでしっかりお腹いっぱいにはなれると思いますよ。梅田周辺で格安中華料理をお探しなら、このお店の存在も思い起こしてみてくださいな。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
鉄鍋餃子 餃子の山崎 麻辣湯 (居酒屋 / 東梅田駅、大阪梅田駅(阪神)、梅田駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒530-0056 大阪府大阪市北区兎我野町13−11 相互レジャーセンタービル 1F
電話番号:06-6363-3381
営業時間:17:00-翌4:00
定休日:年末年始のみ
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(PayPayにも対応)
P.S. 大阪で美味しい中華料理をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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