2016年から2年連続ミシュランのビブグルマンを獲得し、鶏白湯ブームを牽引したとまで言われた「銀座 篝(かがり)」というラーメン屋があります。一時は本店の他に銀座エチカ内(Echika fit銀座店)や川崎ラゾーナ内など支店を広げていましたが、その後一旦すべての店舗が閉店になりました。
そのかつての名店・銀座 篝が、移転して営業再開したのが2018年。Googleマップを頼りにお店に向かうと、銀座とは思えない渋い雰囲気の路地裏にお店はありました…
もしかして高級和食店?銀座 篝本店はこんなお店
この日は開店直前にお店に到着したのもあってか、ラッキーなことに行列も混雑もなく、待ち時間ゼロでお店に入店できました。移転前は平日でも行列はハンパなかったようですから、当初ほど人気はないのでしょうか?それを裏付けるように、ネット上のコメントでは「味が落ちた」と否定的なコメントも散見されます。でも、食事を終えてお店を出る頃までには外国人を含めて大勢のお客さんがやってきましたから、その知名度はさすが!ということでしょうか。
店内は高級和食店を思わせるインテリアに、カウンター席が合計15脚。注文の時にお会計を済ませてしまうシステムが独特です。店内を見渡すと、銀座 篝特製のトリュフオイル(お値段 税込1500円)がガラス越しにずらりと並んでいます。トリュフラーメンは銀座ルコチアで経験済みですが、鶏白湯ラーメンにはこのフレーバーオイルをどう使うのでしょうか?興味津々です…
銀座 篝本店のメニュー(値段は税込)
- 鶏白湯soba(塩・醤油) 1100円
- 鶏白湯sobaトリュフ仕立て(塩・醤油) 1380円
- 特製鶏白湯soba(塩・醤油) 1400円
- 鶏soba 1000円
- 特製鶏soba 1300円
- 鶏とポルチーニ茸の醤油つけsoba 1000円
- 特製鶏とポルチーニ茸の醤油つけsoba 1300円
- 北海道産豚あぶりチャーシューの和風ソースご飯 480円
- 鶏チャーシューバターごはん〜トリュフ醤油かけ〜 380円
特製鶏白湯soba:カップ麺にもなって販売中の逸品…そのオリジナルは鶏の旨味がバランスよく抽出された納得の一杯
そんなトリュフへの誘惑を抑え、この日の僕がオーダーしたのは特製鶏白湯soba(塩)。注文して5分ほどで、まずは別皿が運ばれてきて…
その数分後にラーメンが着丼。並べてみると、なかなか高級感があります…
では、早速実食…見た目に清々しい純白のスープは、最近流行りのこってり鶏白湯と比べると、わりとサラッとしています。ねっとりと舌にまとわりつくような濃厚さではありませんが、鶏の味は十分スープに抽出されています。
篝の店主は以前水炊き専門店で腕をふるっていたようで、鶏のうま味の出し方については確立した知識と経験を持っているのでしょうね。さすがです。若者向けのこってり鶏白湯にしつこさを感じる人でも、このスープなら最後までイケるのではないでしょうか。
これに対する麺は、表面がツルッとしたストレートな中細麺。ちょっと控えめながらコシがあって、角が立っているので食感を楽しめる麺です。鶏白湯ラーメンとしては完成度高いです。一部ラーメンマニアの方には物足りないのかもしれませんが、僕はこれで普通に満足です。
一方、トッピングは丼の中に低温調理のしっとり鶏チャーシュー、ぷるぷるの鶏ワンタン、彩り鮮やかな野菜…特製鶏白湯sobaではさらに別皿でさらに鶏チャーシュー、煮卵、野菜の盛り合わせがつきます。見た目に豪華かつ上品な盛り付けですが、丼の中に十分な具材が入っているので、これなら特製でなくても良かったかな…と率直に思いました。ビールがあれば良かったかな。そうそう、別皿の具材はビールのつまみとして頼めば最高だと思います。
そんな銀座 篝の鶏白湯soba、2020年5月からカップ麺バージョンが業界大手・日清食品から発売されています(税別価格 228円)。セブンイレブンを始めファミリーマートやローソンなど、大手コンビニ店で購入できるようなので、見つけたらぜひ手に取ってみてください。
キャッシュレス決済のはずですが、現金払いもいけちゃいました…ラーメン篝へのアクセスは、最寄り駅の東京メトロ・銀座駅から徒歩2分
実はお店を退店して気づいたのですが、どうやらラーメン篝はキャッシュレス決済を採用しているようです。確かにお店の外に案内が出ていますが、ちょっと低い位置に貼ってあったので気づかずスルーしてしまいました。
でも、会計の時には普通に現金払いがいけちゃいました。お店の人から特に一言もなくスムーズ会計です。お店からの気遣いとしてありがたく受け止めましたが、今後お店へ行く方はクレジットカードまたは電子マネーをご用意ください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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