全国的にも有名な大阪のディープスポット・西成に、チャーライ極(ごく)というお店があります。このお店はすぐ近くにあるらーめん極 本店で誕生した「チャーライ」という人気メニューの専門店で、天王寺・阿倍野界隈ではめちゃくちゃ知名度があるお店。僕がお店を訪れた日の開店時間前も、平日のランチタイム前にも関わらず10人くらいの行列ができていました。
今回僕は、このお店で提供される超人気の下町ローカルグルメ「西成チャーライ」をターゲットにお店を訪問しています。でも、そもそも「チャーライ」って何なのでしょう?まずはそこから説明していきましょうか…
西成名物にしてチャーライ極の看板メニュー!「チャーライ」とは、正式には「チャーハンライス」ではなく「チャーシューライス」のこと
今回のターゲットである西成名物「チャーライ」とは、炒飯の上にオムレツ風に薄焼き玉子を乗せた料理のことを指します。つまり、チャーライ極とは玉子のせチャーハン専門店という風に考えるとわかりやすいと思います。ただ、厳密に言うと「チャーライ」とは「チャーハンライス」の略語ではなく「チャーシューライス」の略なんだとか。ということは、チャーハンの中にそれなりの量のチャーシューが入っていることが想定されますね。
店頭にある券売機によると、チャーライ極ではノーマルバージョンのチャーライに加えて、ホルモントッピングの西成チャーライ、タコまたはエビをトッピングしたたこチャーライ、えびチャーライの4種類のチャーライがレギュラーメニューとして用意されています(加えて、1日5食限定の極三郎丼なるメニューも…)。サイズは並、大盛り、男盛りの3段階。また、チャーライとラーメンやサイドメニューとのセットも充実しています。
ここで券売機を購入して店内へ。お店は奥へ細長く伸びていくような構造をしていて、左右の壁に向かってカウンター席が全部で9脚あります。客席スペースはかなり狭めで、テーブル席もないので友人同士でゆっくりランチ…という感じのお店ではありません。一蘭のように「味集中カウンター」みたいなものはないですが、ガッツリ系男子が目の前の丼に集中する…そんな感じのお店のように思います。
西成チャーライ大盛り:チャーライ極の看板メニュー、チャーハンとしてもよくできているけれど、その後のお楽しみが…
それでは、今回僕がチャーライ極で注文した、ホルモントッピングの西成チャーライ大盛りをご紹介しましょう。食券を店員さんに手渡ししてから待つこと約5分、目の前に運ばれてきた料理はこんな感じ…
チャーハンがドーム状に玉子で閉じられていて、その頂上にホルモンがたっぷりトッピングされています。ボリューム的には普通のチャーハン2杯分+αってところでしょうか。しっかり大盛りです。
でも、個人的には「もうちょっとボリュームあると思ったのになぁ」と少しガッカリしてたんです。というのは、食券購入前に店員さんに大盛りと男盛りのボリュームの違いを聞いていて、「大盛りは1kg弱、男盛りは1.5kgくらい」という回答を聞いていたからです。この大盛り、普通の基準で考えれば確かに大盛りですが、さすがに1kgには遠く及ばないないなぁ…「午後の仕事への影響を考えて大盛りで注文したけれど、これなら男盛りにすればよかった」って感じでした。
まあ、それはさておき、早速いただいてみましょう…外の玉子焼きはしっかり熱が通っている中に一部だけとろとろ半熟の部分が残っている感じ。中のチャーハンはしっかりパラパラで、薄味な中に胡椒の香ばしい香りをほんのり感じます。でも「チャーシューライス」なのにチャーシューの存在感はあまりありませんでしたね。よく見るとチャーハンの中にめっちゃ細かくなったチャーシューが入ってはいるので、「チャーシューライス」という名前は決して偽りではないのですが…
一方、チャーライの上にトッピングされたホルモンは十分な量があって満足です。いわゆるマルチョウを中心として数種類のホルモンがミックスで使われていて、ぷりぷり、シコシコ、コリコリ…と色々な食感が楽しめてよかったです。
さて、このまま薄味系のパラパラチャーハンとして食べ終えるのもいいんですが、卓上にある「チャーライたれ」で味変を楽しむのはいかがですか?魚介系の旨味がある特製の醤油だれで、標準のタレに加えてわさび入り、ニンニク入りの3種類のタレが用意されています。加えて…
フライドオニオンやラー油も置いてあって、カスタマイズのバリエーションはかなり幅広いです。
今回僕は午後の仕事への影響を考えて、ニンニク入りのタレは試しませんでした。でも、わさび入りのタレ、いいですねぇ。タレの旨味が加わるだけじゃなく、パラパラチャーハンがしっとり系に変わるし、わさびの風味が加わることで味が引き締まってスイスイ食べやすくなるし。さらに、ここにフライドオニオンやラー油を加えればチャーハンとは全く別の食べ物に変わるし…このカスタマイズの幅広さが西成名物・チャーライの一番の魅力なんだろうと思います。
それにしても、チャーハンで有名になるお店って結構貴重ですよね。大阪では天六にある総大醤のチャーハンは有名ですが、それ以外に大阪にあるチャーハンの人気店を僕はよく知りません。そういう意味では、チャーハン好きの人はこのお店のことを押さえておいて損はないのではないでしょうか。大阪屈指のディープエリア・西成のローカルフード、あなたにも興味があればぜひ一度試してみてください。
隣の極食堂 西成山王店でも西成チャーライを食べられます…チャーライ極へのアクセスは、最寄り駅のOsakaMetro御堂筋線・動物園前駅(JR環状線・新今宮駅)から徒歩4分
そんなチャーライ極の西成チャーライですが、実は隣の店の極食堂 西成山王店でも食べることができます。この極食堂 西成山王店も系列店で、こちらは中華そばをメインに扱うお店なのですが、ノーマルバージョンのチャーライと西成チャーライはこちらでも注文できるようになっています。極食堂では券売機で食券を買う必要がないので、両替が必要な場合などはこちらのお店の方が利便性が高いです。食べたいチャーライの種類とお店の混雑具合に応じて両方のお店を使い分けられるとすごく便利だと思います。
それでは、お店の詳細です…
JR環状線・天王寺駅からだと徒歩6分で行けます。
P.S. 大阪で美味しい中華料理をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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