かつて伏見区深草で人気だったラーメン屋「ばんらい屋」が、令和5年10月22日に「立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋」と店名を改めて、地下鉄東西線の石田駅近くで移転オープンしました。かつて深草にあったばんらい屋は新福菜館本店リスペクト、かつ朝早くからチャーシュー爆盛りのラーメンが食べられる漢気あるお店でした。僕も前に花びらチャーシューのブラックラーメンで朝ラーしたことがあるのですが、その直後にお店が閉店してしまったためブログに書けなかったという悲しい思い出があります。
そんな悲しい思い出を払拭すべく、石田に移転したばんらい屋でチャーシュー爆盛りラーメンを食べるべく、とある日の夜に地下鉄に乗ってお店に向かいました。新しくなったばんらい屋、どんなお店だったかというと…
めっちゃ哀愁漂っていて個人的には大好き…立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋はこんなお店
地下鉄の石田駅を降りて東に向かって歩いていくと、すぐ右手に昔懐かしの赤ちょうちんが見えてきます。そこが立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋の新店舗。お店に近づくにつれて、新店舗はものすごく簡素な造りの建物ということがはっきりしてきます。新店名に「屋台」というワードが加わっていますが、「屋台」というよりは「プレハブ」って感じのお店ですね。
そのプレハブの中に入ってみると、客席スペースが多分畳2畳分くらいしかなくて、立ち食いでも5-6人が限度かな…というくらいです。厨房とは小窓1つでしか繋がっていなくて、その小窓の向こう側で店主がたった1人で黙々と調理をしています。なんか、めっちゃ哀愁漂うお店ですね。個人的にはこの雰囲気大好きですが、前の実店舗の時代を知っているとお店の様子の大きな違いに驚くかもしれません。
この爆盛りチャーシューは健在!立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋の一番人気メニュー・醤油ラーメン 並 肉増しねぎ増し、実際試してみてどうだった?
それでは、今回僕が立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋で注文したお店の一番人気メニュー・醤油ラーメン 並 肉増しねぎ増しをご紹介しましょう。注文してから待つこと5分ちょっと、完成した醤油ラーメン 並 肉増しネギ増しはこんな感じ…
この目の前に現れた丼を見て、一瞬自分の目を疑いました。丼の縁に沿って敷き詰められたチャーシューの量がものすごいこと…前店舗で食べた肉増しラーメンもチャーシューのボリュームはかなりのものでしたが、「ここまですごかったっけ?」って思いました。はっきり言ってこのチャーシューの量、逆詐欺と言っても過言ではありません。
まずはそのチャーシューと九条ねぎの山の間をかき分けるようにしてスープをレンゲにすくって一口…新福菜館本店リスペクトの店主が作ったスープは、表面に脂が浮きまくっているのもあって、豚の旨味がかなり強烈です。多分ですが、その脂の一部は大量のチャーシューから溶け出してくるものだと思うので、肉増しにしなければここまでオイリーじゃないんじゃないかな…と思います。その豚の旨味に一瞬遅れて醤油の香ばしさとコクがやってくるのですが、見た目ほど塩辛くなく、豚の旨味とうまく調和が取れている感じ。かなり脂こってりなので丼を持ち上げてグビグビ飲み干すようなスープではありませんが、一口飲んでまた一口…と、レンゲの回転が止まらなくなるようなスープになっています。
一方、これに対する麺は近藤製麺製の低加水系ストレート細麺。新福菜館本店で使われている麺よりは細めになっていて、ちょっとライトな口当たり。でも茹で加減がやや硬めなのもあって、口の中での歯応えと存在感はかなりのインパクトがありますね。スープもしっかり絡んでくれるし、パツッとした歯切れの良さも楽しめるし、「さすが近藤製麺!」って感じの出来栄えです。
で、問題のこのチャーシューですが、何枚入っているのか数えるのを最初から諦めました。このボリュームは、過去に一度だけ「もうチャーシューいらないよ…」という気分にさせられたラーメン大栄 本店のみそチャーシューメンに匹敵するのではないかと思われます。1枚1枚は美味くても、全部となると脂がじわじわとボディーブローのように効いてきますなぁ…このチャーシューを全部スープにドボン!と浸して食べたのですが、やっぱり最後の方は胃袋も一杯一杯になってきてました。
こんな感じのばんらい屋の一番人気メニュー・醤油ラーメン 並 肉増しねぎ増し、お値段 税込1650円とラーメンとしてはかなり高額にはなりますが、特に肉好きにとってはその出費をはるかに上回るリターンが得られる一杯になっています。これはもはやチャーシューメンではなくて、麺のついた豚肉のスープ料理って感じです。きっといろいろと不便なところもある分、お得感としてラーメンに還元されているということなのでしょう。市の中心部からやや離れたところにありますが、ガッツリ系チャーシューメンを食べたい気分の時には完璧に期待に応えてくれるお店だと思います。
もう1つの名物・焼きめしも新福菜館本店リスペクト…立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらいやへのアクセスは、最寄り駅の京都市営地下鉄東西線・石田駅から徒歩1分
そんな立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋では、焼きめしも名物メニューの1つとして提供されているのですが…
この焼きめしからも新福菜館本店へのリスペクトが伝わるビジュアルになっています。漆黒の醤油で色付けされた炒飯で、焦げた醤油の香ばしさがいい感じで鼻を刺激してきてさらに食欲がそそられます。もし胃袋に余裕があれば、ラーメンと一緒にいかがですか?ただ、肉増しとのセットは相当なカロリー摂取量になると思いますけどね…
それでは、お店の詳細です…
立食い屋台ラーメンと焼めし専門店 ばんらい屋 5点満点中
住所:〒601-1439 京都府京都市伏見区石田森東町10−9
電話番号:非公開
営業時間:11:00-14:00、18:00-23:00(火・木は17:00-21:00)
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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