ある日、神戸の三ノ宮駅で電車を降りて生田神社方面へ向かって歩いているときに、通りがかりに「焼肉食べ放題 お一人様1,000円(税別)」の看板を掲げるお店を見つけました。それが今回ご紹介する298(にくや)三宮店。神戸にも1000円食べ放題の焼肉屋さんがあるのを知って驚きましたね。残念ながら用事があってその日は入店が叶わなかったのですが、いつか必ず行く店として僕のチェックリストの中にお店の名前を書いておきました。
それからしばらく経った令和6年春、3ヶ月ぶりに三宮に行く用事ができて、「最近焼肉食べてないし、じゃあ行ってみるか!」という気分になって、とある週末のランチタイムにお店を訪問しました。なんだかんだ言って、格安の焼肉食べ放題ってやっぱり魅力的ですからね…
モバイルオーダーだけど、電波が弱くて注文しにくいかな…298三宮店はこんなお店
298三宮店は阪急神戸線・神戸三宮駅の北側にある、通称「サンキタ通り」沿いにお店を構えています。お店は地下にあって、階段を降りていくと間口が狭めのお店のエントランスにたどり着きます。
お店は奥に長い構造をしていて、広さは感じられないんですが総席数が70席と結構な収容力を持っています。そのうちカウンター席が10脚ちょっとあるので、お一人様焼肉にも問題なく対応しています。
注文は基本的にモバイルオーダーで、スマホでこのQRコードを読み取って注文専用ページにアクセスして行うシステムになっています。ただ、どうも店内の電波が弱くって、このモバイルオーダーが全く機能しませんでした。まあ、その分店員さんが頑張って注文を聞いてくれたので、あまり待たされたような感覚はなかったですね。ただ、この時はたまたまお店が混雑していなかったという事情もあるので、ランチやディナーのピークだと「なかなか注文できないで時間が過ぎていく」なんてトラブルがあるかもしれません。
298三宮店の食べ放題最上級・1,800円コース、実際試してみてぶっちゃけどうだった?
298三宮店では下に示すような3種類の焼肉食べ放題コースが用意されているのですが…
今回僕が注文したのは食べ放題最上級の1,800円コース(税別)。追加料金なしでお店の名物焼肉メニュー4品を含めた全14品+フードビュッフェが100分間食べ放題!という太っ腹のコースになっています。
それでは、この日の僕が注文したものを順に紹介していきましょうか…
厚切り壺漬けカルビ
1発目はお店の4大名物メニューの1つ「厚切り壺漬けカルビ」。壺の中にめっちゃ長いカルビが入っています。こいつを網に乗せると…
こんな感じで、肉の長さが焼き網の直径を悠々オーバー!初っ端から肉が焼きづらくって嬉しい思いをします。
肉は弾力があって柔らかく、噛むと味噌ダレと一緒になったカルビの肉汁がじんわり…「この肉を2000円の食べ放題で出しちゃっていいのか?」と思いましたね。さすがお店の名物メニュー。これなら残りのメニューも期待できそうです。
ガリバタ王様カルビ
2つ目に注文したのは、これまたお店の4大名物メニューに入っている「ガリバタ王様カルビ」。「王様」と名前がついているように、普通のカルビ肉ではなく、なんかステーキ肉みたいな塊が出てきましたよ。
プロじゃないときちんと中まで熱を通せないんじゃないか?って思うくらいの分厚い塊肉なので、一緒に出てくるハサミでお好みのサイズにチョキチョキしてから焼くのがおすすめです。これだけのお肉ですから、肉肉しさは満点!ただ、ちょっと筋張ったところも残っていたので、少し食べる時に注意は必要です。
すき焼きカルビ
このまま4大名物メニューを一気にいっちゃいましょうか。3品目はすき焼きカルビ。1枚の大きなカルビ肉に生卵が1個。このビジュアルから、高級焼肉店・焼肉矢澤 京都の名物「サーロインの矢澤焼き」を思い起こさせてくれます。
表面を軽く炙って溶き卵にドボン!矢澤焼きのような高級感はないけれど、甘口のタレと溶き卵がブレンドしたまったりとした味付けがたまりませんなぁ。残った溶き卵は、後で卵かけご飯(TKG)にも使えますしね。肉も思ったより厚めで、こちらもかなりお得感の高いメニューになっています。
298ハラミ(ポーク)
そして4大名物メニューの最後を飾る298ハラミ(ポーク)。出てきたものは、ウインナー状の豚肉が4切れ。他の3つの名物メニューと比較すると、正直見た目のインパクトはかなり落ちますね。
ただ、肝心のお味は見た目とは全く別。かなり筋肉質で歯応えある肉質のお肉から、肉汁がドバドバ流出してきます。これだけジューシーな豚肉も珍しい…あとは、もうちょっとボリューム感があればなぁ。まあ、食べ放題なので繰り返し注文すれば良いのですが。
その他
これら298三宮店の4大メニューに加えて牛タン、旨辛鶏もも、白ホルモン、ソーセージとつくね、ロースを注文しましたが、率直に言ってこれらのメニューはクオリティが落ちますね。まあ、落ちると言ってもあくまで4大メニューとの比較の問題であって、絶対評価で肉質が…というわけではないんですが。
特に牛タンは細切れ肉のような切り方で出てきて、「これ本当に牛タン?」と思いました。牛タン独特の歯応えが感じられないほどの薄切り肉でしたし、焼いているロースターの隙間から肉がポロポロ下に落ちていくし…もしかしたら、本当に店員さんが間違えたのかもしれません。
そんなわけで、298三宮店でお得感をMaxに感じたいなら、1800円コースにして4大メニューをループさせるのが一番効果的のように感じました。まあ、仮に一番安い1000円コースにしても、肉そのものが「まずい」というわけではないので、その点はご安心を…
大阪梅田や心斎橋、難波にも系列店あり…298三宮店へのアクセスは、最寄り駅の阪急神戸線・神戸三宮駅から徒歩5分
こんな感じの298は、今回ご紹介した三宮店の他にも大阪梅田、心斎橋、難波にも店舗を展開しています。ネットで調べてみると、どのお店も微妙にコースの内容が違うようなので、満足感を最上級にするためにあなたの好みに合ったお店を見つけるのがいいでしょうね。中でも難波にある298はPREMIUMと名付けられていて、特選和牛のお肉が食べ放題なんだとか。難波で焼肉の気分になったら、このお店を試してみようかなぁ…
それでは、お店の詳細です…
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