大阪名物の甘辛カレーを東京で食べたくなったら…僕の知っている限りでは、選択肢は福島区に本店を構える福島上等カレーと、大阪日本橋に本店があるカレーやマドラス(通称 マドラスカレー)2択でしょうか。上等カレーは既に全国的に店舗を展開していて一般的に知名度が高まっていますが、一方のマドラスカレーはどこかディープな雰囲気を漂わせていて、どちらかというとまだ「知る人ぞ知る」的な存在のお店です。
そのディープなマドラスカレーの東京進出1店舗目は、東京23区の中でも華やかなイメージがある赤坂にあります(大阪マドラスカレー 赤坂店)。そんなキラキラした場所にあるディープなカレーショップ、一見場違いなようにも思えますが…
実はオーナーは俳優の北村一輝…大阪マドラスカレー 赤坂店はこんなお店
実はこの大阪マドラスカレー 赤坂店は、オーナーが俳優の北村一輝さんなんです。北村さんが大阪のマドラスカレーにどハマりして、かれこれ20年以上通い続けているそうな。で、ただ通うだけでは物足りず、東京にも同じ味を広めるべく、自らオーナーとなって2019年4月に暖簾分けの形でお店をオープンしたのです。
気になるそのお店は、赤坂の象徴的な建物と言える赤坂Bizタワーの前の通りから路地に入ったところにあります。黄色の背景にターバンを巻いたインド人(?)のイラストが描かれた、個性的な看板が目印。店頭に券売機があって…
先に食券を購入してからお店に入ります。メニューはカレーライス一択で、ライスの量の選択(小 200g、中300g、大 400g)とトッピングの追加でお好みのカレーにカスタマイズしていく形式になっています。本店ではオプションで購入する形になっていた生卵が、こちらではデフォルトでカレーについてくるのが嬉しいですね。8席あるカウンターに着席して、マスターに食券を手渡し。その後ほんの1分程度で、注文したカレーが目の前に現れました…
本店のレシピを引き継いだ大阪マドラスカレー 赤坂店のカレーライス、実際に食べてみると…
大阪マドラスカレー 赤坂店で今回僕が注文したのは、トッピング追加なしのデフォルトカレー(中、お値段 税込880円)。画像はこちら…
やっぱり、中央に卵黄が1つあるだけでも見た目の華やかさが違いますね。さらに、本店のカレーにはなかった福神漬けがトッピングされているだけでなく…
キャロットラペがサービスでついてきました。
では、実食…本店のレシピを引き継いで、30種類のスパイスと4種類のフルーツをじっくり煮込んだカレーは、初めフルーティー甘みが口の中に広がり、少し遅れてスパイシーな辛さがじんわりとやってきます。大阪の本店で食べるカレーと比べると、甘さはしっかりしていながら辛さはややマイルドになった印象。その分、多くの人にとって食べやすいカレーになっているのではないでしょうか。
やっぱり辛いのが気になる方は、中央にある卵黄を潰してルーと一緒に口に入れてみましょう。フルーティーな甘さは残ったままで、辛さは随分と和らいでさらに食べやすくなるはずです。一方、辛さが足りない場合は…
テーブルに備え付けの辛味スパイスを足すことで、辛さをお好みの程度に調整することができます。ただ、調子に乗ってかけすぎると後悔する羽目になるので、少量ずつ足して味を調整するようにしましょう。
こんな感じの大阪マドラスカレーのカレーライス、本店との軽い味のブレはありますが、全体的には大阪甘辛カレーの魅力を十分に伝えられる一皿になっていると思います。まだ一度も大阪甘辛カレーを試したことのないカレー好きの方は、お店の近くに立ち寄ったらぜひ試してみてください。
カレーの超激戦区・下北沢にも支店あり…大阪マドラスカレー 赤坂店へのアクセスは、最寄り駅の東京メトロ千代田線・赤坂駅から徒歩1分
さて、北村一輝がオーナーのカレーショップ・大阪マドラスカレーは、カレーの超激戦区・下北沢でもお店を開いています。同じく大阪から進出した旧ヤム亭シモキタ荘と共に、下北沢のカレー業界を思いっきり盛り上げてもらいたいものです。近くに行かれた際には、ぜひお気軽に立ち寄ってみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
東京メトロ丸の内線・赤坂見附駅からだと徒歩6分の距離です。
P.S. 東京で美味しいカレーをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
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