いつも観光客でごった返す四条河原町界隈で、最近ミシュランのビブグルマンに選出されたことで注目を集めている麺処 蛇の目屋(めんどころ じゃのめや)という名のラーメン屋があります。
2016年2月の創業で、元々は西木屋町の高瀬川そばにお店を構えていましたが、2020年10月に一旦閉店となり同年12月に花遊小路で再始動。Googleマップが必須の少しわかりにくい場所に移転となりましたが、ラーメン好きの若者を中心に連日多くのお客さんで賑わっています。
そんなの麺処 蛇の目屋ことはミシュランに載る前から気になっていたのですが、なかなか訪店のタイミングが合わず令和5年10月にようやく初訪店となりました。ミシュランに認められてイケイケのこのお店でどんなラーメンを食べさせてくれるのか?興味津々です…
ラーメン屋としてはかなり女子率高め…麺処 蛇の目屋はこんなお店
僕が麺処 蛇の目屋に到着したのが日曜日の午後1時15分頃だったのですが、その時点で2人の先客が店頭のベンチに座って入店待ちをしていました。ここから入店までの待ち時間は約10分。この時間帯で10分待ちで済んだのはラッキーでした。だって僕がお店を出る頃には、2時前にも関わらず10人以上の人が並んでましたからね…
店内に入ると、シンプルな内装ながらゆったりスペースで寛げそうな空間がありました。入り口のドアを開けた瞬間に漂ってくる鶏出汁の香りがいいですね。ざっと店内を見渡したところ、客席はカウンター席5脚を含めて全部で17人分。この時のお客さんは女性の割合が多めで、ここなら女性1人でも気後れせずにラーメンをすすれるんじゃないかな…と思います。
鶏そば:ミシュランに認められた麺処 蛇の目屋の看板メニュー、実際に食べてみて…
今回僕が麺処 蛇の目屋で注文したのは、お店の看板メニューである鶏そば(お値段 税込1150円)。追加料金で味玉(お値段 +180円)やチャーシュー(豚2枚鶏1枚、お値段 +330円)などをアドオンできるのですが、今回はあえてデフォルトの状態で食べることにしました。
注文してから待つこと約10分、目の前に運ばれてきた鶏そばはこんな感じ…
スープの色は濃いですが、なかなか上品そうなラーメンに見えます。なんでもこのスープ、数種類の地鶏のガラと丸鶏、そして水だけで作られた完全無化調スープとのこと。「地鶏を使ったスープ」と聞くだけでめっちゃ贅沢な気分になるの僕だけですか?さらに「ミシュラン」という権威的なイメージも付加されて、画像を撮る時間帯も惜しくなるほど期待感MAXです。
それでは、早速スープからいってみましょう…一口目は鶏油でかなりオイリーなのですが、その油膜を突き破ると透明感のある鶏出汁の旨味とまろやかな醤油の塩味と甘味、香ばしさがじんわりと優しく口の中に広がっていきます。全体的にかなりあっさりしていて、タイプとしては大阪にある麺や紡の淡成らー麺に近い気がします。かと言ってめっちゃ舌先に神経を集中しないとわからないほど薄味でもなく、普通にその出汁感と醤油の香ばしさを堪能することができます。おそらく多くの観光客が想像する「あっさり上品系の京都ラーメン」というイメージにかなり近いのではないでしょうか。
これに対する麺は素麺のような細さのストレート麺。上品スープとのバランスが良く、噛むと小麦の香りをふわっと放ちます。細麺なのでもちろん喉越しは良好。で、意外とボリュームがあるんですよね。大盛りにしなくてもしっかりお腹が膨れます。ただ、そのボリュームが災いしてか、麺が器の中で絡まってしまって食べにくかったのはありますが…
さて、お楽しみのチャーシューは大きな豚レアチャーシュー1枚に…
しっとり鶏胸チャーシュー1枚。僕の好みから言えば豚レアチャーシューいらないので鶏胸チャーシューを増やして欲しかったところですが、それを抜きにして豚レアチャーシュー、美味いっすわぁ…肉肉しくてジューシーで、何枚でもペロリといけちゃいそうです。この時点で「チャーシュー増しにすれば良かった…」と激しく後悔。
というわけで、麺処 蛇の目屋の看板メニュー・鶏そば、ミシュラン認定の実績に恥じない出来栄えでした。そりゃあ人気出ますよ、これ。強いて言えば「デフォルトで一杯1150円はビミョーに高いかな…」と感じますが、スープにブランド鶏を使ってますし、今の世界情勢からしてこれは仕方ないですな。たぶん多くの観光客が想像しているような「上品な京都ラーメン」にピッタリ当てはまると思うので、そんなラーメンを食べたければ麺処 蛇の目屋の鶏そばはおすすめです。
麺処 蛇の目屋のその他のメニュー例(値段は税込)
- 鶏白湯 1100円
- 煮干しそば(数量限定) 1100円
- 塩鶏そば(数量限定) 1250円
- 鶏めし 380円
- 玉子かけご飯 350円
- チャーシューマヨご飯 430円
- ライス 小100円〜
午後の遅めの時間帯が狙い目!麺処 蛇の目屋へのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・京都河原町駅から徒歩1分
こんな感じの麺処 蛇の目屋、もし行列を避けてお店を訪問したければ、午後の遅めの時間帯の利用がおすすめです。幸いお店のランチ営業は午後4時までと、比較的長めに時間をとってくれています。昼ごはんを食べそびれた時にこういうお店が近くにあると、本当ありがたいですよね。そんな「困った時のお店」としても覚えておく価値が高いお店なので、あなたも四条河原町でランチ食べ損ねて困った時にはぜひ利用してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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