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通圓本店の宇治茶2

創業865年の超老舗茶屋【通圓 本店】に行ってきた

2025年7月30日 by 大堀 僚介

京阪電鉄の宇治駅から平等院へ向かう途中、宇治川のほとりに通圓 本店という茶店があります。宇治に用事で行った時、たまたま通りかかったこのお店に「ちょっと疲れたから休憩しようかな」と思ってそのまま入店。実はこのお店、日本全国、いや、おそらく世界中でも指折りクラスの由緒あるお店だということも知らずに…

西暦1160年創業の「超」がつくほどの老舗で、なんと広辞苑にも店名が載っているらしい…通圓 本店はこんなお店

実はこの通圓 本店、なんと創業が西暦1160年という、非常に長い歴史と伝統をもつお店。今年で創業865年という計算になり、京都で1465年創業の本家尾張屋すらも子供扱いできるくらいの「超」がつくほどの老舗なんです。なんでもこのお店、日本で最古のお茶屋さんらしいです。そして、なんと広辞苑にも店名が載っているらしい…日本でお茶の名産地と言えば真っ先に静岡県を思い浮かべる人が多いと思いますが、このお店の存在を知ったら「京都より静岡の方が有名」という一般常識に真っ向から反論したくなってきませんか?

そんなお店ですから、店内に飾られている調度品も国宝クラスと言ってもいいものが揃っています。例えば、一休和尚が作ったとされる木像や、豊臣秀吉が千利休に作らせた釣瓶など…博物館や美術館に飾られていてもおかしくないレベルの調度品を、お茶を飲みに来たついでに普通に見ることができるんです。通圓 本店に行く時は、お茶を飲みながら一服するだけじゃなく、これらの調度品にも注目してみてくださいな。

名物の茶だんごと高級抹茶を一緒に楽しめる…通圓 本店で「宇治茶」をセットで注文してみた

それでは、今回僕が通圓 本店で注文した「宇治茶」をご紹介しましょう。この「宇治茶」はお茶を…

  • お抹茶『鳳凰の昔』
  • 玉露『ふじつぼ』
  • お煎茶『あさかぜ』

の3種類、そしてお茶うけを…

  • ようかん
  • 茶だんご
  • もなか

の3種類からそれぞれ1つ選ぶことができるセットメニューになっていて、どの組み合わせを選んでも、気になるお値段は税込で1000円なり…

通圓本店の宇治茶1

今回僕は、お抹茶『鳳凰の昔』と茶だんごの組み合わせで注文しました。なんでも、この茶団子が通圓 本店の名物らしいので、こいつは外せないでしょ…って感じです。

通圓本店の茶だんご 実食

早速、その名物の茶だんごをいただいてみると…少し粘り気があって、噛むと茶葉の風味と優しい甘味をほんのりと感じます。団子1個が直径1cmほどしかないので、これを食べ切ってもお腹が満たされるわけではありませんが、十分に質の良さは感じられるし、むしろお腹に負担をかけない分いつでも食べられるという手軽さも1つのウリのように思います。

通圓本店のお抹茶『鳳凰の昔』

その茶だんごとセットにしたお抹茶『鳳凰の昔』は、しっかり泡立てられているので口当たりはふわっとしているんですが、少し遅れて茶葉の持つ苦味がガツンとやってきます。最近は苦味が控えめで飲みやすい抹茶が多いように思いますが、それとは正反対の抹茶。僕が子供の頃から抱いていた抹茶のイメージにすごく近く、時代の流れに左右されない芯の太さのようなものを感じます。

こんな感じの通圓 本店の「宇治茶」、単にボリューム的な部分で評価をすれば「コスパ悪い」ということになってしまいますが、最近流行りのカフェにある類似メニューでは得られない「昔ながらの雰囲気」みたいなものがひしひしと感じられて、僕個人的にはすごく良かったと思ってます。「きっと平安時代の人も同じようなものを食べていたんだろうな…」と思えて、この茶団子と抹茶のセットで学校で断片的にならっていた日本史の一部が繋がったような気すらしました。そんなわけで、このお店をただのカフェスポットとして利用するのは、ちょっともったいないな…と思います。もしお店に行く機会があれば、料理だけじゃなく店内に飾られている調度品や宇治川の眺めなど、お店に関わるあらゆるものを楽しんでほしいですね。

通圓 本店のその他のカフェメニュー例(値段は税込)

  • 抹茶パフェ 1000円
  • ミニパフェセット(ミニパフェ、抹茶『豊昔』、茶だんご2本) 1000円
  • 抹茶ぜんざい
  • サンデー(抹茶 or ほうじ茶) 980円
  • 白玉ぜんざい 860円
  • 冷やしぜんざい 860円
  • 宇治金時ソフトクリーム 700円

隣の売店で名物の茶団子を購入できます…通圓 本店へのアクセスは、最寄り駅の京阪宇治線・宇治駅から徒歩2分

そんな通圓 本店は茶店の隣に売店も併設していて、名物の茶団子や高級宇治茶などを購入することができます。なんでも、このお店は支店を出したりデパートの催事などに出店したりしない方針のようなので、売っているものはここに来なければ手に入らないものばかりです。ネット通販が当たり前になったこのご時世で店頭販売のみのスタイルは不便ではありますが、ここでしか売らない分品質はめっちゃハイクオリティー。もしこのお店で気に入ったものがあれば、事情が許す限り買い溜めしていく方が得ですよ!

それでは、お店の詳細です…

通圓本店

通圓 宇治本店 (甘味処 / 宇治駅(京阪)、三室戸駅、宇治駅(JR))
昼総合点★★★★☆ 4.5

住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治東内1
電話番号:0774-21-2243
営業時間:9:30-17:30
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(PayPayには対応)

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カテゴリー: フード, 京都, 日本タグ: カフェ・デザート

About 大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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管理人:大堀 僚介

複数の仕事を掛け持ちしながら、余暇を使って食べ歩きや小旅行に勤しむ。元バックパッカーで行動力に自信あり。「思い立ったら即行動」が信条。

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